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【速報】海外で地震発生 メキシコ、パプアニューギニア、台湾付近の地震 
 
弊社観測エリア内に設置し常時観測をしている広帯域地震計 STS-2.5で、先日発生したメキシコ、パプアニューギニア(太平洋プレート上)、台湾(ユーラシアプレート上)の地震波形が観測されました。(このうち2件 メキシコ、台湾のデータを下記掲載)以前2021年8月19日掲載した「海外で発生した地震の後に日本で地震が起こる予兆?」の中でも取り上げたように、海外で大きな地震があった後、日本でも地震が来た事例があり、台風で水害も多いこの時期はコロナ禍、豪雨災害、地震市街などに特に複合的な災害に注意が必要です。地震観測で得たデータは、プレートの沈み込みで地震が発生するメカニズムの解明など多くの研究にも役立っています。今後も地震観測に役立つシステムを提供していきます。

 
 9月18日 15時44分頃 台湾付近でM7.3 (※波形1)、9月20日 3時5分頃にメキシコ、ミチョアカン州沿岸でM7.6 (※波形2)の地震波形(約3000秒:50分)が観測されています
 
 波形1-台湾付近の地震波形(波形の開始時刻:日本時間 2022年9月18日 15時45分)
 
 
  波形1は、約2,250km離れた台湾で発生したマグニチュード7.3の地震による揺れで、発生時刻の2022年9月18日15時44分(日本時間)から約1分後に、N/S方向に振幅が約0.7mkine、周期 約19秒という長い周期の揺れが観測されています。
 
観測助手より
 
 
 波形2-メキシコ、ミチョアカン州沿岸の地震波形
(波形の開始時刻:日本時間 2022年9月20日 3時44分)
 
 
 
 

波形2は、約11,320km離れたメキシコ、ミチョアカン州沿岸で発生したマグニチュード7.6の地震による揺れの波形です。発生時刻の2022年9月20日3時5分(日本時間)から約39分後の3時44分に、振幅が約0.1mkine、周期 約14秒という周期の揺れが観測されています。

 
観測助手より
 
 
 
 
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