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地震パラメトリック型保険に関するスイス損害保険会社との協業について |
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スイス損害保険会社と応用地震計測株式会社(OYOSI)は、この度、共同で地震発生時に小型地震計ACCURA(気象庁検定付)による震度等を支払保険金額の指標として活用する地震パラメトリック型保険(*注1)の開発し、運用を進めていくこととなりました。
現在の地震パラメトリック型保険の場合、支払保険金額の算定に使用される地震動の大きさは、対象となるビル、工場などの近傍にある気象庁が設置運用する計測震度計または独立行政法人防災科学技術研究所が設置運用する強震ネット(K-NET)等の震度データが使用されることが多く、それらの地震計が対象施設から離れている場合には観測した地震動の大きさと対象施設における地震動の大きさに差異が生じる可能性がありました。
今回の協業では、保険の対象となる施設に対して事前に応用地震計測株式会社が開発した小型地震計ACCURAを設置、その震度等を活用することでより早く正確に対象施設における地震動の大きさを評価、判定することが可能となり、スイス損害保険会社は、より迅速な保険金支払いが可能となります。
2021年7月より、サービスを開始いたします。
今回の協業を通じて、新しい地震防災ソリューションの提案が可能となり、地震被害による企業の経済的負担の軽減に貢献してまいります。
(*注1):地震パラメトリック型保険:
地震パラメトリック型保険とは、一般的には、損害と因果関係のある指標(パラメーター)が、契約時に設定した条件を満たした場合に、予め決められた一定額の保険金を支払う保険のことを言う。スイス損害保険会社においては、保険の対象施設全ての損失の合計額が免責(フランチャイズ)金額を上回る場合に、保険金額に観測した震度に応じた支払い割合をかけた金額を支払う形のパラメトリック型企業地震保険を取り扱っている。
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2021.07.19 |
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【両社のプロフィール】 |
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■スイス損害保険会社(スイス・リー・インターナショナル・エスイー日本支店) |
スイス損害保険会社(SRIJ)は、スイス・リー・グループの企業保険部門に属するスイス・リー・インターナショナル・エスイーの日本支店です。2011年4月、東京に日本支店を設立し、2015年10月には大阪にセールス・オフィスを開設しました。スイス損害保険会社は、従来型および革新的な保険ソリューションを幅広く提供しています。
http://www.swissre.com/corporatesolutionsjapan
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■応用地震計測株式会社 |
応用地震計測は、建設コンサルである応用地質株式会社グループの地震計部門として設立され、客先のニーズにお応えした地震計等の自社開発、設置及び保守・点検・更新業務や地震計ネットワークシステム・緊急地震速報受信システムなどを、設立から25年に亘り国内外に提供しております。近年急速にIoTサービスの市場が広まる中、気象庁の計測震度計として対応できるスペックを有したローコストな小型地震計(ACCURA)を開発し、低価格化を実現したことで、より多くの精度の高い建物の揺れ情報を簡便に取得し、質の高い情報を提供することが可能となりました。
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